また、商売下手な発言しちまったな~

本日、徳島県某所に元請会社様からのご依頼分であるエアコン工事の

作業に参りました。

 

こちらの元請会社さんは全国的にネットでエアコン工事サービスを

展開されている会社さまでありまして、私のホームページを会社担当者さまが

観てくださり直接お電話で問い合わせがありました。

 

電気屋さんから、大手のこういった会社さまの”協力会社募集”に申し込み

取引契約が締結してお取引開始(作業依頼)・・・

といったケースが一般的ではございます。

 

この場合は完全に”逆オファー”でしたが、こんな感じで”ご縁あって”

こちらの会社さまとは数年前からWin-Winな関係でお取引させていただいております。

 

今回のご依頼でお伺いした作業の内容は・・・

 

現在のお部屋のエアコン取外、別のお部屋のエアコンを外し、そこにエアコンを

付替える作業です。エアコンの処分は会社さん契約の定期便(ヤマト運輸)が

回収にきます。

 

いわゆる、お部屋間でのエアコン移設工事です。

 

現在使用頻度の高いお部屋のエアコンが経年のため、あまり使用していない

お部屋のエアコンと付け替えたいお客様のご要望でした。

 

まず、処分するエアコンはR22のフロンガス使用のタイプですから

かなりのご使用年数になります。

使用頻度の低いお部屋のエアコンを取外しのために

ポンプダウン(ガス回収)運転を行います・・・。

 

あれ!?

 

こちらのエアコンもR22タイプのガス使用のエアコンじゃないですか・・・。

見た目も、まあまあ真新しく、使用頻度も低いらしいそうですが・・・

 

 

 

 

このまま、お客様のご要望通りに、元請会社さんのご依頼通りに

作業をすすめるのも”あり”ですが・・・ねえ。

 

作業お見積り(現場代行集金)で34560円(税込み)でした。

元請会社さまもお電話だけで、お客様との打ち合わせだけだと、

なかなか現場が見えてません。(これは仕方のないことではありますが)

 

実際に現場では・・・

お取替えするエアコンの設置場所がお部屋の真後ろの屋根置きではなく、

隣りのお部屋部の屋根置きでした。

配管部材も既存エアコンの使用は経年劣化のため交換が望ましく、交換

すれば2700円×7mで18900円、さらに既存の屋根置き金具も錆がひどく

交換を要します。屋根置き金具交換(屋根置き工料分を差し引いた差額)

7560円を計算すると・・・

本日の作業では、61020円を代行集金することになります。

 

正直なところ・・・

そのまま何も申し上げずに作業してしまえば、元請会社さんも売り上げになります。

うちとしても、代行集金として61020円をお客様からいただいて帰れるわけです。

 

でもね、”プロとして、としお電器として考えるに”

 

付替えしようとするエアコンがせめて、R410Aタイプのガスであれば

(現行モデルはR32のガスを使用していますからR410Aのガスは1つ前のタイプ)

R22よりは省エネタイプのガスですし、エアコン本体の耐久年数もまだ若干期待はできるかも、まだ数年は使用が可能かもしれません。

取り替えに費用がそれほどかからないのであれば、そのままご依頼通り

に作業をすすめてもよいかもしれませんが・・・

 

・・・61020円の費用をかけて、ひょっとしたら数年も持たずにまた買い替え!?

 

の可能性も十分に考えられますよね。

 

※R22のガス使用タイプのエアコンはまだまだご使用されてるご家庭があるのも

現状だと思います。

でも、現在のエアコンと比べて電気代もかかります。また、R22のガス冷媒の取り扱い

サポートがほぼ終了しています。

詳しくはこちら>>

 

 

使用頻度は少なくても、使用されないこともないそうなので・・・

付替えに外そうとするお部屋のエアコンはそのまま

ご使用されて、処分を検討されてるお部屋のエアコンの買い替えに

費用を投じたほうが賢明だと、ご提案させていただきました。

 

お客様ご夫妻から

「よい、ご提案いただきましたぁ~」

 

ってお言葉いただき、現場から元請会社さまにも状況を報告。

元請会社さんも、付替えのエアコンがそこまで旧機(R22使用タイプ)だと

は思ってもおらず、私のとった対応にもご納得されていました。

ん~やはり、この元請会社さんは良心的な会社さんですよ(^^)/

 

現場に出向かせてしまったので、うちの判断で費用を直接お客さんから

貰ってください(元請さんはピンハネしない)との事。

 

ガス回収した既存エアコンも引き続き使用できるように

復旧作業をして、出張費として3000円だけ頂いて帰ることになりました。

 

”これで良かったとしましょう”

 

 

 

 

 

 

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